れざキャラが喋るところ

オリキャラの口調や言動を示すために、キャラクターたちを喋らせています。

代星の顛末 を、ここにも書いておく

まえがき

この記事はpixivに投稿した「#2 代星の顛末 | れざキャラ - 江久れざの小説シリーズ - pixiv」の丸写しです。

バックアップ的なものなので、このブログの趣旨とはズレています。

 


 

代星の登場人物のおさらい

(募集キャラは除く)


○主人公と仲間たち→
ザギラス・ドロース…一応の主人公。代星計画を阻止しようとする。
コマード・ルーパス…ザギラスの仲間。
フラット・ドラム…ザギラスの仲間。
シャープ・ドラム…ザギラスの仲間。フラットと苗字が同じだけど、適当に考えた苗字なので特に理由はない。

デージェル…本編8話から25話まで、ザギラスとは別に代星計画を阻止しようとしていた人。25話からザギラス達と組む。
カオス…デージェルの仲間。
エクリプス…デージェルの仲間。
剣零ぜろ…最初は単独行動していたが、初登場した本編10話ですぐにデージェルと組んだ人。

チヂリ…本編14話で登場した、ザギラスとは別に代星計画を阻止しようとしていた人。17話からザギラス達と組む。
カッサン…チヂリの仲間。
サマタ…チヂリの仲間。

○敵組織「NM軍」→
マシラ…NM軍のリーダーその1。元々ナズラと無関係に悪党集団のリーダーをしていた、悪名高い人物。その悪党集団は便宜上、マシラ軍と呼ばれる。
ナズラ・ダーサツ…NM軍のリーダーその2。元はマシラ軍とは無関係な集団である、暗黒団あんこくだんのリーダー。
ニキラ・ダクト…NM軍のメンバー。元は暗黒団。
ダレイド・ヴィエル…NM軍のメンバー。元は暗黒団。
リミュース・ビターグ…NM軍のメンバー。元は暗黒団。当時はレマユサという名前のキャラだったが、ダサいと思って変えた。それも昔のことでいつ変えたのか覚えとらん
おじさんマン…NM軍のメンバー。元はマシラ軍。
真壮 久米神まそう くめしん…NM軍のメンバー。元はマシラ軍。「久米神」は慣例的に漢字表記。
消奈 一上けしな ひかみ…NM軍のメンバー。元はマシラ軍。「一上」は慣例的にカタカナ表記(ヒカミ)。
ドラファ…NM軍のメンバー。元は暗黒団。
ハモザ・ジリク…NM軍のメンバー。元は暗黒団。

○主人公の味方→
しろけし…伝説の消しゴムの一人。伝説の消しゴムは、自分と戦って勝った者に伝説の力を分け与える。
ナッシー…伝説の消しゴムの一人。
ケッシン…伝説の消しゴムの一人。
パイナ…伝説の消しゴムの一人。
コーラ…伝説の消しゴムの一人。
すっぱい…修行道場を運営している。
チビケシブラザーズ…修行道場を運営している。5人兄弟で、メロメロン、グレプ、バナナ、ベリー、オレンからなる。
青々あおあお…修行道場を運営している。本編では39話にて姿のみ登場した。「青々」は慣例的に漢字表記。

○謎の人物たち→
ピリズ…天界にいる創造神。本編では36話と41話で登場したが、41話にてカハンクとベータの手により消滅した後は触れられないまま本編が打ち切られた。
カハンク…天界にいる創造神。ピリズと同じく36話と41話で登場したが、それ以降は打ち切りまでに触れられていない。
ベータ…天界にいる神。ピリズとカハンクの補佐をしている。カハンクと同じく36話と41話で登場し、それ以降は触れられていない。
タイト…天界にいる最高神。ピリズとカハンクの上司。本編未登場。名前のみ登場する予定だった。

○本編には登場しない関係者→
ユーロパ・スカノア…父親を亡くした、棒人間の男。代星事件の原因の一端といえる存在。
スコヨ・ダクト…暗黒団のメンバー。ニキラの姉。
月灯げっとう…NM軍に入らなかった、マシラ軍のメンバー。ザギラスら主人公一行が代星計画を知るきっかけとなる。「月灯」は慣例的にカタカナ表記(ゲットウ)。
クレナ・アベルノ・ディフォーズ…ディファス神殿でピリズに仕えていた神官(当時は見習い)。クレナから代星事件に対しての関与はないが、クレナ自身は代星事件の影響を受けている。

 


 

暗黒団が加担した理由


事件と事故どちらとも言い切れない、ある出来事によりユーロパの父親が死亡。
ユーロパは見かけ上その原因となった人物を恨み、殺害を図るが実行には踏み切れなかった。
見かけ上原因となった人物は闇属性であったため、ユーロパはこの出来事を曲解して闇属性全体を憎むようになり、彼は他の闇属性の人を叩くために故郷の街を出ていく。

故郷を出たユーロパは、人口が多いイスラズ県の中でもバトリストが多いジョクム市にやって来る。そこで自分と同じ考えを持つ同志を集めるため、有名なバトリスト集団・スペリオルゼットに聞き込みを行い、その下部の末端のグループ・フライングスの根城周辺を監視した。
スペリオルゼットは良識のあるグループだったが、その子の子の子グループであるフライングスは単なるDQNのようなものであり、なおかつその構成員は闇属性が多かった。
ユーロパはこれを監視し、闇属性の構成員が誰かに不条理に絡む様子を見つけ次第そこへ割り込んで行った。

割り込むというのは、具体的にはフライングスの闇属性の構成員に暴行をはたらき、場合によっては殺害し、絡まれていた人に「闇属性は悪である」と言い聞かせること。

この強引な手段を以てユーロパは複数人の味方を集め、全空連ぜんくうれんごうというグループを作った。
そして暗黒団という闇属性の構成員が多いグループを知り、暗黒団を襲うこととなる。


暗黒団は、闇属性の棒人間のナズラ・ダーサツをリーダーとするバトリスト集団で、全7人の構成員のうち5人が闇属性。

全空連合は暗黒団のたまり場に何度も押しかけ、彼らに暴力をふるい、暴言を浴びせた。
暗黒団の方が全体的に戦闘力が高いため、全空連合はその度に返り討ちに遭ったが、繰り返される暴言が暗黒団メンバーの精神を蝕んでいた。

そしてついに、暗黒団のメンバーであるスコヨが自殺するに至る。その頃には他のメンバーも不安や焦りから、味方を増やすために暴力も厭わなくなっており、スコヨの死は暗黒団をさらに追い詰める決定打となった。

暗黒団はこれにより暴力集団として知れ渡り、大悪党マシラにも知られることとなる。

 


 

代星事件の前日譚


マシラはここ数日間発生している「悪人のみが感じる謎の邪気」を排除するために、世界をまるごと破壊して新たな星を作るべく代星計画を企てる。
これに伴い、以前に製作して所持していた世界破壊装置の名前を「代星装置」と改める。
マシラはそれまでに二度も自分を邪魔して事を頓挫させていた伝説の消しゴム達を警戒し、暗黒団を味方に付けるため手紙を出す。
なお、手紙の内容が内容なので郵便で届けるわけにはいかず、ヒカミが暗黒団アジトに赴いて手渡しした。
マシラ軍におけるマシラの部下は全部で13人で、
ハヅネ、ヒカミ、シモジ、ゲットウ、メンソ、おじさんマン、赤ちゃんマン、久米神、ジョウホ、ガイケイ、フィガン、ショウウジ、クキル
がいたが、
おじさんマンと久米神とヒカミの3人以外、自らの手での世界の破壊は流石に受け入れられない等の理由で代星計画を降りる。
ゲットウが降りた理由は、暗黒団を信用していなかったから。

一方、暗黒団はメンバーの自殺により不安が高まっていた。
代星計画を実行すれば世界を滅ぼすことになると分かっていながら、自分達の家族や知り合い数人を助けることを条件にマシラからの誘いを承諾。
ちなみに、この知り合いの中にはシガナルやエトワル、ギルトが含まれる。

マシラ軍のうち代星計画に加わらなかったメンバー・ゲットウは、暗黒団のたまり場があるジョクム市にて強そうなバトリストを探し、
・デージェル、カオス、エクリプス
・フラット
・チヂリ、カッサン、サマタ
・剣零
と会い、暗黒団とマシラ軍の会議の場所と日時を教えて盗み聞きを促す。
場所は暗黒団のたまり場、日時は11月27日14時。

最終的に、
マシラ軍からはリーダーのマシラ、部下のおじさんマン、久米神、ヒカミが、
暗黒団からはリーダーのナズラ、メンバーのニキラ、ダレイド、リミュース、ドラファ、ハモザが、
代星計画に参加する。集団名は、ナズラとマシラの頭文字を取って「NM軍」となった。


マシラ軍と暗黒団による27日の会議が終わると、ゲットウの誘導でそれを盗み聞いていたデージェル達とダレイドが遭遇。
デージェルは盗み聞いていたことを隠し、単にバトリストとしてナズラへ挑むことをダレイドに伝言させ、そこで待った。
(この伝言するシーンは本編8話にある。このシーンで、久米神は視聴者にしか分からない形でNM軍からの離反を考えている。)
剣零はたまり場に乗り込み、リミュースとハモザに遭遇、ハモザに挑むが敗北。しばらくそこでくたばっていた。
チヂリ/カッサン/サマタは現段階ではNM軍に敵わないと踏み、すっぱいとチビケシブラザーズと青々が運営する修行道場で鍛えることに。

 


 

代星の本編で描かれた出来事とその詳細・続き


11月27日
フラットがゲットウの誘導で盗み聞いた代星計画のことをシャープに伝えると、シャープは急いで伝説の消しゴムの力を手に入れるため、伝説の消しゴムのうち唯一住所を知っていたしろけしの家へ向かう。
フラットはザギラスとコマードにも代星計画を伝え、3人はしろけし宅でシャープと合流、伝説の力を貰う為しろけしとバトル。

戦闘後、ザギラス達は急いでやって来た理由をしろけしに問われて、ゲットウの情報提供があったことも含め代星計画のことを話す。
しろけしは、他に代星計画を阻止しようとしている人がいた場合にわざわざ自分の所へ来ずに済むよう、ザギラス/コマード/フラット/シャープだけが発動(しろけしの力の付与・剥奪)できるよう調整した、しろけしの魔力が内包された宝玉をザギラス達に渡し、代星計画を阻止しようとする者がいればその力を与えるよう伝える。
ザギラス達しか発動できないようにしたのは、代星計画に与する者が目的を偽りザギラス達の味方のふりをする可能性を考慮してのこと。
また、しろけしはザギラス達にナッシーの家の場所を教えて、行くように勧める。


そしてしろけしはすぐに代星計画とザギラス達のことを伝説の消しゴム全員に伝えに行く。この事は18話でデージェル達がケッシンの家に着く前にケッシンにも伝わる。
ナッシーと一緒にいたすっぱいとチビケシブラザーズもこれを聞き、自分達も代星計画に介入するのか、ザギラス達に任せるのかを青々と話し合うために道場に戻る。


ザギラス達がしろけしとバトルしている間、デージェル/カオス/エクリプスは、会議を盗み聞かれていたとは知らないナズラと対面。デージェルvsナズラで戦う。
ナズラは戦いの中でデージェルが自分には及ばないと悟る。しかしそれでも比較的強かったため、彼が今後さらに強くなることを期待し、戦いをやめて場を立ち去る。

その直後、くたばっていた剣零が少し回復して移動し、デージェル達と出会う。共に行動することにし、伝説の消しゴムの中で唯一知っていたケッシンの家へ向かう。


少し後にケッシン宅にデージェル達が、修行道場にチヂリ達が到着し、バトル。

道場では、すっぱいの立ち会いのもとチヂリ達とチビケシブラザーズがバトルし、チヂリ達はすっぱい達が持つ強化宝玉の力を受けとる。(強化宝玉という存在に、あまり深い意味はない。)
すっぱいとチビケシブラザーズはしろけしから代星計画の話を聞いていたので、彼と同様に強化宝玉そのものを、チヂリ/カッサン/サマタにのみ発動できるよう調整して渡した。
すっぱい達は、チヂリ達にナッシーの家に行くよう勧める。(道場からごく近いので)

ケッシン宅ではデージェル達がケッシンに勝利、ケッシンの力と宝玉を受けとる。
こちらでもしろけしと同様、ケッシンはデージェル/カオス/エクリプス/剣零にのみ発動できるようにした宝玉そのものを渡す。
そしてケッシンはデージェル達にパイナの家の場所を教える。


この少し後、休憩したザギラス達はナッシー宅に行ってバトルして、ナッシーの力と宝玉を受けとる。
ナッシーはザギラス達に対し、しろけし以外で一番近いパイナの家に向かうよう促す。

同タイミングで、ケッシンの家を出たデージェル達はハモザの襲撃を受ける。
襲撃の理由は、先刻のデージェルからの挑戦を受けたナズラが、代星計画が盗み聞かれた可能性があると思ってハモザに口封じを指示したから。
またこの時ハモザの出発と同時に、NM軍は暗黒団のたまり場からマシラ軍のアジトへ移動していた。(代星計画に必要な代星装置がマシラ軍アジトにあるため。)
ハモザとの戦いでデージェル達は苦戦したが、カオスの技「100倍返し」によりハモザもかなりダメージを負った。
そこにNM軍を裏切った久米神が現れ、彼の手でハモザは殺され、デージェル達は助かる。

久米神はデージェル達に寝返った。しかし、久米神がマシラ軍アジトに来ていないのを不審に思ったリミュースが様子を見に来ていたため、久米神の裏切りは即時NM軍に伝わる。
カオスの100倍返しなる技を目撃していたリミュースは、それを食らったら流石にまずいと判断した上、万全な状態の久米神も敵に回っているため、デージェル達との交戦は避けた。
また、リミュースは先刻の会議直後に剣零と会って顔を知っていたいたため、剣零とデージェル達が手を組んでいることも把握し報告した。


この直後くらいのタイミングで、ナッシー宅を出たザギラス達はナッシー宅に到着したチヂリ達と遭遇。
手を組むことにするが、リーダー権を賭けてバトルし、ザギラス達が勝利。
ザギラス達はしろけしとナッシーの宝玉の力を、チヂリ達は強化宝玉の力を互いに与えあう。
チヂリ達もナッシーの力が手に入ったため、ザギラス達の目的地であるパイナ宅へ向かった。

その道中、ザギラス達は同じくパイナ宅へ向かうデージェル達と遭遇、手を組むことにする。
ザギラス達とデージェル達は、互いにしろけし/ナッシー/ケッシン/強化宝玉の力を与えあう。
以降、ザギラスと剣零は覚醒することが可能になった。


ナズラは剣零とデージェル達が手を組んで勢いづくことを警戒し、彼らを口封じあるいは始末するため、奇襲をかけるようダレイドに指示。


デージェル達と合流したザギラス達はパイナの家に到着し、時刻が遅いので泊まる。

ダレイドはこの日のうちにデージェル達を見つけられず、一時撤退。


11月28日
朝早くに再出発したダレイドは、パイナ宅にてデージェル達を、そしてさらに手を組んでいたザギラス達を発見。
敵対勢力が大きくなっていることを通信で報告。


ザギラス達はパイナとバトルするが、敗北。時空術(瞬間移動のこと)で修行道場に行かされる。
その際の会話を聞いていたダレイドはザギラス達を追って修行道場の裏の林に身を潜める。

ザギラス達は道場ですっぱい・チビケシブラザーズとバトルし、勝利。全員での共闘の感覚を掴む。


伝説の消しゴムの一人・コーラは邪気を直接は感じていなかったが、世界中に妙な魔力が立ち込めていることに気づいていた。そしてザギラス達が道場でバトルしている間に、その邪気の正体に迫りつつあった。
そこへ、ダレイドの報告を受けて焦ったマシラが、力ずくでコーラの殺害を試みてやって来た。

コーラを含む伝説の消しゴム達は、以前にマシラと戦った時(前日譚の「二度も自分を邪魔」した時)よりも強くなっていたため、マシラはコーラの予想外の強さに動揺。
しかし伝説の消しゴムは、伝説の力を持っていることで3年前(2010年)に神から課せられた掟により、代星計画が行われているこの当時の状況ではマシラを倒してはならなかった。
(掟の内容は、カタストロフィ掃除第7話9ページでシガナルが発言している「伝説の消しゴムは世界の存亡に関して直接手を出せない」というもの。)
(伝説の消しゴムに掟を言い渡した「神」はピリズ/カハンク/ベータ/タイトではないが、4人ともこの掟は了承している)
結局マシラは、邪気を発する黒幕の存在を仄めかされるなどしてコーラに言いくるめられ、撤退することとなった。
マシラを追い払ったコーラは他の伝説の消しゴム4人を全員召集、邪気を何者かが意図的に発している可能性を示唆した。

さらに同タイミング(朝)で、ニキラとリミュースとドラファが暗黒団のたまり場に探りの手が入っていないか見に行ったところ、周辺で代星計画の話をする一般人を発見。
たまり場はひっそりとした場所であったため、目撃者を伴わずにその場にいた全員を殺害した。
この一般人達が代星計画を知っていたのは、昨日のフラットとザギラス、コマードの会話を小耳に挟んでいたから。

これまた同じタイミングで、代星計画に巻き込まれる人数が急激に増えていることを受け、天界ではカハンクがピリズを咎めていた。
それは、ピリズが故意に邪気を発生させているからであった。カハンクとピリズは攻撃をぶつけ合い、互いに倒れる。
カハンクは、自分達だけで(タイトの手を煩わせず)ピリズに対処するため、ベータに呼び掛け、ベータが弱ったピリズに止めを刺す。
ピリズは死んだかに見えたが、邪気は消えていなかった。


その夜、ザギラス達は道場に宿泊。
ザギラスと久米神は秘密裏に話し合い、久米神が再度NM軍に寝返る芝居を打って、最後の戦いになった時に久米神がNM軍を攻撃することで優位に立つ作戦を決定。

一方、道場の裏の林に嫌な気配を感じていたデージェルは夜中に林に赴き、敵がいることを確信。呼ぶと、ダレイドが現れた。
デージェルはダレイドと交戦するが追い詰められる。そこへ、眠れずに散歩していたザギラスと剣零が駆けつけ、ダレイドの意表を突く。
さらに騒ぎを察知したすっぱいが駆けつけ、ダレイドを攻撃。不利と判断したダレイドは撤退。


11月29日
ダレイドは撤退後、ザギラス達がパイナに負けて修行道場に行ったことを報告。
これを受け、朝にヒカミとドラファが道場へ向かう。
既にザギラス達は道場を出発してパイナ宅へ向かっており、ヒカミとドラファはそれを追った。

道中でザギラス達とヒカミ達が出会い、戦闘になる。
だが、戦闘中にヒカミ、ドラファ、久米神が謎の激痛に襲われる。
これは魂だけ生き残っていたピリズが復活を目論んだために起きたことで、ピリズは邪気を感じる人を対象にこっそりと少しずつ生命力を吸い取ってかき集めていた。
ヒカミ/ドラファ/久米神の3人に対しては加減を間違えたため、強い痛みが表れた。

数秒後に痛みが治まると、おじさんマンからヒカミに通信が入る。
NM軍アジト(マシラ軍アジト)が謎の発光体に襲われているという事で、ヒカミ達はやむなく撤退。
ザギラス達は引き続きパイナ宅へ向かう。

この発光体とは、生命力を吸い取って復活したピリズであり、NM軍にちょっかいを出しに来ていた。
ヒカミとドラファが帰って来たことで戦局が変化したことを確認したピリズは、面白がってどこかへ消えた。(声は発していない)
発光体の正体はピリズ本人しか知らず、カハンクもピリズの復活に気付いていなかった。


パイナ宅に着いたザギラス達は全員でパイナと再戦、勝利する。
パイナの力と調整済みの宝玉を受け取り、最後の伝説の消しゴム・コーラの家に向けて出発。

マシラとナズラは、ヒカミとドラファの撤退を受けてもう一度ザギラス達を襲撃することにする。
今度はニキラ、リミュース、おじさんマンの3人を向かわせた。
マシラは「二度も自分を邪魔」した伝説の消しゴムについて、パイナとコーラが特に強力と感じていたため、ザギラス達がパイナの力を手に入れたら次はコーラ宅へ向かうと考え、3人にパイナ宅~コーラ宅の道中を狙わせた。


マシラの読み通りコーラ宅への道中にザギラス達を発見したニキラ達はザギラス達を襲撃。
これを機にザギラスと久米神は作戦を決行し、久米神が芝居を打つ。
その直後、カオスとチヂリが宝玉の機能を発動し、裏切った(ように見えた)久米神からケッシンの力と強化宝玉の力を抜き取る。
一方ザギラスは、しろけし/ナッシー/パイナの力を抜き取るふりをした。
戦闘中、久米神は密かにザギラスを回復させたり、他の味方の攻撃に魔力を付与して威力を上げる等、ザギラス以外は気づかないような手助けを行い、ニキラ達の撤退に繋げた。


NM軍の面々は、3人で襲撃した上に久米神が味方に戻ったにも関わらず襲撃を退けられたため焦りを感じ始め、ナズラ/ダレイド/ヒカミ/ドラファがザギラス達を襲撃しようとする。
しかしマシラは、コーラを襲った際に彼から可能性を仄めかされた黒幕の存在を考慮し、あまり本気で潰し合うべきでないと考えた。
マシラは「もはや正々堂々と戦うしかない」という建前を以て制止する。
黒幕の存在も明確ではないが、マシラとしては互いの全戦力でぶつかり合い決着がつけば黒幕が現れると考え、伝説の力を集め切ったザギラス達が来たら部下と戦わせて消耗させ、消耗したザギラス達と本気を演じつつ戦い、やられたふりをしようと目論んでいた。


ザギラス達はコーラ宅に到着。この日は3回の激戦があったので休むことに。
コーラは暗黒団のたまり場とマシラ軍アジトを偵察しに行き、NM軍全体としてはマシラ軍アジトを拠点にしていることを確認した。


11月30日
コーラはザギラス達がパイナとどう戦ったか尋ねる。
全員で戦ったという答えを受け、今度は少人数で戦ってみろと指示し、ザギラス/チヂリ/デージェル/剣零の4人のみ自分と戦わせる。
少人数での戦いに慣れさせる狙いもあったが、真意は、ザギラス達が伝説の力をほぼ集めて事態が終局に向かう中でいつ黒幕が現れるか分からないため、コーラ自身の消耗を抑えることだった。

ザギラス達はコーラに勝利し、コーラの力と宝玉を受けとる。
コーラはザギラス達から魔力をケチっていた印象があると指摘されるが、俺が本気出したら強すぎるから手加減したのだと誤魔化す。一応、噓ではない。(コーラに限らず伝説の消しゴムは皆そう)

そしてザギラス達はNM軍の居場所へ向かおうとするが、コーラが制止。万全を期すため、この日も泊めて休ませた。同時に、NM軍が暗黒団ではなくマシラ軍の拠点を使っていることを教えた。


12月1日
いよいよザギラス達はNM軍アジトに向かう。
アジトでは代星装置が置いてある部屋にマシラとナズラが控えていた。
ザギラス達が来たことに気付いたニキラ/ダレイド/リミュース/ドラファ/おじさんマン/ヒカミ/久米神はザギラス達の前に立ちはだかる。
フラットとシャープが合体必殺技のマインド・ダブルサウンドを使って隙を作り、ザギラス/チヂリ/サマタ/デージェルの4人をアジト内に進入させる。
この際ザギラスは一瞬の間に、久米神に「頼んだ」と耳打ち。

かくして、
ニキラ/ダレイド/リミュース/ドラファ/おじさんマン/ヒカミ/久米神

コマード/フラット/シャープ/カッサン/カオス/エクリプス/剣零
で7対7の対峙となったアジト外では戦闘が始まった。

ザギラス達4人もアジト内のマシラとナズラのもとへたどり着き、戦い始める。
ザギラスは覚醒状態になり、他3人も全力で戦う。
だがマシラはナズラに対して、裏に黒幕が存在する可能性と、防戦重視で戦って負けを装うという作戦をテレパシーで伝え、2人はダメージを抑えるために防戦。

一方アジト外は激戦となった。
ニキラが必殺技・ブラックグングニルを放ち、それに対抗するため覚醒状態の剣零が必殺技・フリーズセイバーインパクトを放った。
一時は拮抗したが、ドラファが自らと揉み合っていたコマードを振り切って「ファイアボールラッシュ」で剣零に追撃する。
一瞬遅れて久米神が必殺技・マジックスターを放ち、剣零は絶体絶命かと思われたが、久米神はザギラスとの作戦通りNM軍を裏切り、ドラファに必殺技をぶつける。
全員が動揺した一瞬の隙に、久米神は他のNM軍メンバーにも「リストレント・デス」を発動し動きを止め、コマード達に攻撃を促す。
激昂したニキラがリストレント・デスを破って久米神に襲いかかり、遅れてヒカミも久米神と交戦状態に。
ニキラとヒカミの同時攻撃が炸裂しそうになり、カオスとエクリプスが久米神を守ろうと飛び込んだ。

その瞬間、5人の間にピリズが現れ、全ての攻撃を受け止めた。
ピリズはニキラに問われて名乗り、自らが創造神であること、戦争反対を口実に地上人を見下すために自分が邪気を発して争いを誘発したこと、自分が死ねば邪気が消えることを明かす。

NM軍は代星計画のために一般人を殺したという事もあり、それがピリズの手のひらで踊らせられた結果であると知ると、ニキラとダレイドとドラファは怒ってピリズに襲いかかる。
しかし全く歯が立たず吹っ飛ばされる。NM軍もコマード達もみな邪気を消すためにピリズを倒そうとするが、悉く返り討ちにあう。

そしてアジト内で異常を察したマシラは外に出る。
マシラが外に出た理由を悟ったナズラと、2人を倒そうとしていたザギラス達もそれを追って外に出る。

-----代星の話に直接関与はしないけど裏で起きていた事-----
ちょうどその頃、ピリズが地上に降臨したことを感じ取ったクレイドとクレナが、ピリズの動向に警戒すべきとカハンクから言われていた事を思い出し、ピリズに応答を求める。
しかしピリズの応答はなく、2人はカーラス神殿(カハンクを祀る神殿)へ赴く。
2人はカーラス神殿でこの事をサイレルに話し、彼と共にカハンクに事態への介入を求める。
しかしカハンク自身は神の掟によって地上への干渉が禁じられているためそれは不可能と言う。
クレイドとクレナは何が起きているのか確かめるため、ピリズの気配を追ってNM軍アジトへ向かった。
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だが同時にカハンクはベータと共に「ピリズが掟を破り地上人に危害を加えている今、特例的に地上へ干渉してでもピリズを止めるべき」とタイトに直談判している最中だった。
談判の結果、カハンクが一時的に神の力をザギラス達に与える許可が降りた。


アジトの外に出たマシラ達は、ピリズと対峙。
倒れているコマードとニキラがそれぞれ、ピリズが神である事と邪気の原因がピリズである事を述べると、続いてピリズが、邪気を発した理由は争う地上人を見下すため、と話す。

倒れる仲間を見かねたナズラ/チヂリ/サマタはそれぞれ必殺技のマグネティックブラッカー(ナズラ)と合体技のツインアタック(チヂリ/サマタ)でピリズに攻撃するが通用せず、跳ね返された攻撃に当たって倒れる。
さらにピリズは、絶望を与えるためだけにザギラスと剣零の覚醒状態を強制的に解除する。

ピリズは争いを続行させるために、その場にいる全員の自分に関する記憶を消そうとし、
デージェルがそれを阻止しようと飛びかかるが当然敵わず下される。

ザギラスは邪気がなくなれば代星計画をしないことをマシラに確認し、では共にピリズを倒そうと団結して、改めてピリズに挑む。
ピリズは記憶消去前の最後の戯れと称して2人と戦う。

その戦いの途中、その場にいる関係者にのみ聞こえるテレパシーでカハンクとベータが話に割って入る。
2人はピリズに対し、何故未だに生きているのかと問う。
ピリズは、他の神にバレないよう邪気を感じる一部の地上人から生命力を少しずつ吸い取って復活した事と、NM軍アジトを襲った発光体は自分という事を明かす。

するとベータがピリズに小言を言った後、カハンクが無言でザギラス達に神の力の一端を与えた。
ザギラスとマシラは魔法が純粋な神の力を含む特殊な状態になり、2人以外はその力が傷の回復に充てられた。

神の力を感じ取ったザギラスとマシラは、今がチャンスと必殺技を放つ体勢に入る。また、ザギラスは神の力により自動で覚醒状態になった。
ピリズは2人以外のダメージが回復しているのを見て、みんなに神の力が与えられた事を悟るが、ほんのわずかな借り物の力では自分を倒せないと豪語する。
ザギラスとマシラは全力を発揮し、それぞれ2つの必殺技を同時に発動。
ザギラスはインパクスラッシングと華剣超乱舞、マシラはブラックライト・ウェーブとデリートインパクトを放った。
2人の魔力と神の力が互いを増幅し合った結果、ピリズはその攻撃を受けきれず死亡。

-----代星の話に直接関与はしないけど裏で起きていた事②-----
NM軍アジトのすぐ傍まで来たクレイドとクレナは、ピリズらの会話を聞いて事態を把握するが、自らが仕える神であるピリズを倒す事には踏み切れず、邪気が本当なのか調べようとする。
クレナが周囲の魔力を少しだけ体内に取り込もうとした瞬間、ザギラスとマシラの必殺技が放たれ、その余波の魔力を大量に取り込んでしまう。
彼女は生まれつきピリズの神の力を体内に持っているため、同格であるカハンクの神の力は弾かれたが、全く異なる性質であるザギラスとマシラの魔力はそのまま体内に取り込まれた。
それらの魔力の影響を受けて、元来赤かったクレナの右目は青紫色になった。
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ピリズの死亡後は邪気が消えて、ザギラス達とNM軍は和解。
その後、伝説の消しゴム5人が駆け付ける。
代星装置は世界を破壊するほどのエネルギーを溜めておく事が可能で、使いようによっては人類にとってプラスになるため、伝説の消しゴム達は代星装置に事の顛末を記録して研究機関に引き渡すよう勧める。

結局その後NM軍の構成員は出頭するが、結果的に世界を救ったと認められる。
通常通りの刑罰となったのは、代星計画以前に行われて未解決のままになっているマシラ軍の窃盗・強盗と暗黒団の暴行についてのみで、代星計画に伴う犯行については大いに減刑された。

そしてマシラは悪党としての活動をやめ、普通の民間人となった。NM軍並びにマシラ軍は解散となり、その中の上下関係(そんなに厳しくなかったけど)も廃された。
暗黒団も一連の行いを反省し、もとの善良なバトリスト集団に戻った。


なおピリズはその後、地上に干渉し危害を加えた罪で天界にて処刑され、魂まできっちり消滅させられた。